研究職の派遣として働くのであれば、正社員とどのくらい給与の額が変わるのか知っておくことが大切です。まず研究職には、自動車や機械メーカーなどの工学系から化学メーカーなどの科学系など、さまざまな種類があります。したがって年収はそれぞれの業種によって変わってきますが、基本的に新卒であれば20~25万円くらいの給料をもらうことができます。ボーナスも企業ごとにそれぞれ異なりますが、新卒だと夏は10万円、冬は40~50万円程度が多いです。
これを年収にすると290~360万円程度ですが、社会保険や各種税金が差し引かれてしまうので、手取りは232~280万円程度になってしまいます。ただし残業代や各種補助が加わると、新卒で年収300万円程度支給される場合もあります。正社員の研究職の平均年収は、500万円程度です。すべての職種の平均年収が420万円程度なので、比較的年収は高めなのではないでしょうか。
一方、派遣会社で働く新卒の研究職の年収は、正社員の新卒の場合とあまり変わりがありません。しかし派遣会社と派遣先の福利厚生が異なるので、多少の差があります。この年収は、派遣会社に雇用される正社員型派遣での金額です。派遣で働く方法には、正社員型派遣の他に登録型派遣があります。
登録型派遣は時給計算で働くことになるので、時給1500円程度で働くことになります。時給1500円で働くと月給は26万円程度となり、一見すると多くもらっているように感じますが、ボーナスが出ない分、年収ベースだと下がってしまいます。